バイク雑誌に足りないモノ。

Story

ロレンスを見ている人の数がどれだけかは知らないけれど、
バイク雑誌を買っている人の数よりも、ネット上でバイク絡みの情報発信を
してる素人の方が多いんじゃないか?と思う今日この頃。

21世紀は80年代のように新型車種が沢山出てくるわけでもないし、
速報を知りたいならメーカー公式サイトでプレスリリースを見れば良い時代である。
市場もユーザーも成熟していて、もっと言えば衰退し始めている状態で、
バイク雑誌も新型車種も「おもしろいもの」が出てくる可能性が少なくなるのは
必然だと思う。

昔のバイク雑誌が面白かったかと言われれば「ザ・バイク」はプレスリリースを
流すだけで、リニューアル前の中古車バイヤーズガイド(現BG)はGooBileと
大差がない。
しかしライダースクラブやゴーグルは芸術品のような美しさと主張を感じたし、
小野かつじ時代のクラブマンは良くも悪くも一貫したテーマ、プライドがあった。
結局のところは作り手に熱い人がいなくなっちゃったって事なんだろうなと
個人的には思う。

「おもしろいもの」が作れないのはしょうがない。
でもそうならば、せめて「役立つもの」を作ろうという意志がないのかと、
個人的には憤りを感じている。

個人のブログよりも参考にならないメンテナンス雑誌。
Youtubeの動画より参考にならない"ライテク"の特集記事。
もうそういうのはやめませんか?

オーリンズと立派な集合管を付けているのに、
キャブの同調が取れていない大型バイク。
原付おばちゃんと似たような走り方をする、
ハーレーおじさんとNinja250のお兄ちゃん。
機械もヒトも、「基本がなってない」現状が多すぎると思うよ、俺は。

ヒザ擦り特集を組む前に、JAFメイトの危険予測みたいな
記事を書くべきなんじゃないか?
サーキットでイベントを開く前に、そういう条件下での予測運転をさせる
イベントをやるべきなんじゃないか?
FCRやオーリンズのメリットを謳う前に、CVKキャブと純正フォークの
セッティングを出して見せるべきだろうよ?

ユーザーが疑問を持たないのも悪いとは思う。
でもそこに付け込む出版社なり用品店なりもどうなのかなって思うんですよね。

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集